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令和4年度 第2回研修会(夏季研修会)

「今、目の前にいる子の「わかった!」をめざして」

~学びにくさのある子を支えるデジタルとアナログの支援~

 

1.研修会の概要

日 時  令和4年7月22日(金)14:00~16:10

会 場  くまもと県民交流館パレア 10階パレアホール

参加者  76人

講 師  井上 賞子 先生(島根県安来市立荒島小学校 教諭)

 

2.内容

 講演の冒頭、井上先生は、「私は今まで本当に勉強が嫌いな子には会ったことがありません。」と話されました。しかし、「勉強嫌い」はなぜ起こるのか。子どもたちを勉強嫌いにしないためには、単純に量を増やすのではなく、「方法」を検討することの大切さを説かれました。苦手なことを苦手な方法で繰り返すことが子どもを追い詰めてしまう。やがて、子どもたちは、自分を肯定できなくなってしまい、他者からも評価されなくなってしまうと、説かれました。例えば、「漢字の定着が進まない」という同じ現象でも、空間関係の捉え方に困難があるのか。構成を分解したり統合したりすることに困難があるのか。不器用さの困難があるのか。などなど、その困難が生じている背景によって手立ては違ってくるということでした。その子あった支援の方法や教具の工夫などについて、たくさんの学びをすることができました。

3.会の様子と参加者の感想(一部抜粋)

〇先生の実践の中から、子どもの「できない」の背景を考えること、支援を工夫すること、いろいろと試してみるなどの大切なことを教えていただき本当にありがたかったです。支援次第で、こんなに子どもさんが伸びるのだと知り、驚きました。自分も研鑽を積まねばと思いました。

○実践のお話をしてくださったので、自分が出会った子どもたちや、今、学級にいる子どもたちのことを考えながら、話を聞くことができました。教材展示も先生の説明があったことで、ただ見るだけの時とは違う視点で手に取ることができました。先生の教材をアレンジして、担任している子どもへのオリジナル教材作成に、この夏取り組もうと思います。

〇初めて参加しましたが、すぐに活用することができる充実した内容の研修に参加することができ、ありがたかったです。

〇とても良い学びになりました。工夫することの大切さを再確認しました。一人ひとりにあった手立てのヒントをたくさん教えていただいたので、実践に活かしていきたいと思います。

○本日学ばせていただいた事を教室の子どもたちに、どの場面でどのように活かせるのか、具体的に取り組みたいと思います。『配慮は人権保障』の言葉を心に刻みたいと思います。貴重なお話や教材の展示に心より感謝致します。

〇「スモールステップは最後の一歩。バトンは教師の側にある。」の言葉を肝に銘じておきたいと思いました。

​★研修会の概要

 令和4年7月22日(金)14時より令和4年度熊本県情緒障害研究会 第2回研修会(夏季研修会)を行います。十分に感染対策を講じて、対面での開催になります。今回は、全国各地でのご講演や数々のご著書で、学びの支援・子どもへの支援の在り方をご紹介されている井上賞子先生による講演を行います。またとないチャンス、ぜひ一緒に学びませんか?

日時 令和4年7月22日(金)14:00~16:10

場所 くまもと県民交流館パレア 10階パレアホール

   熊本市中央区手取本町8番9号

会順

   13:30 受付開始

   14:00 研修会

    1 開会
    2 会長あいさつ・講師紹介
    3 講話

      「今、目の前にいる子の「わかった!」をめざして」

      ~学びにくさのある子を支えるデジタルとアナログの支援~

      講師 井上 賞子 様(島根県安来市立荒島小学校 教諭)
    4 謝辞
    5 開会

   16:10 研修終了

申込 ​こくちーずPROで行います:第2回研修会に申し込む(ここをクリック)

会費 ​研究会会費は年間一人1,000円です。研修会までに銀行へお振込をお願いします。

   ※今年度すでにお振込みいただいている方は不要です。

   ※玉名・荒尾・阿蘇支部の先生方は、公費にて支払われていますので、不要です。

振込先:肥後銀行 紺屋町支店 店番104 口座番号 1190477

    熊本県情緒障害教育研究会 代表 村上 利美

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