
くまもとけんじょうけん
令和6年度 第3回研修会
子どもに関わる「これまで」と「これから」
~特別支援教育に関わる様々な立場の人の話から学ぶ~
1 研修会の概要
日 時 令和7年2月1日(土)14:00~16:10
会 場 熊本市国際交流会館 地下2階 多目的ルーム
参加者 38人
第1部 「特別支援教育のこれまで~富永先生に学ぶ~」
【鼎談】
富永 明子 先生(熊本市立五福小学校 情緒・LA通級指導教室)
宮本 淳一 先生(熊本県立ゆうあい中学校教諭)
山下 彩 先生(熊本市立東部中学校情緒・LA通級指導教室)
第2部 「特別支援教育のこれから~多職種で学び合う~」
【鼎談】
大塚ひかり 様(放課後等デイサービス チャド高平教室 作業療法士)
男沢 光成 様(就労継続支援B型事業所 リタシード 職業支援員)
古田翔太郎 先生(熊本市立五福小学校 情緒・LA通級指導教室)
2 内容
今回は、2部構成による研修会でした。第1部では、障害のある子どもたちと長年関わってこられた先生のこれまでの歩みから、子どもと接する際にどうすれば良いか、ということを話題提供していただきました。また、第2部では、同じ中学校の同級生で、今では障害のある子どもたちと関わっている3人で、それぞれの立場でどう考えるか、これから子どもたちとどう接していきたいか、考えを共有しました。
3 会の様子と参加者の感想(一部抜粋)
〇富永先生は経験年数が経ってからの転機があり、子どもの言葉から「ごめん。先生が間違っていた」と伝えたというエピソードに感動しました。富永先生が、子どもたちと教師と児童ではなく、人と人として対等に対応されていたというのを象徴する出来事だと思いました。
〇先生方の想いと、療育に携わる自分の想いに共通点がとても多く、何度も深く頷いてしまいました。傷ついた子どもの気持ち、それを受け止められた先生の葛藤や愛情の深さに思わず泣きそうになりました。 あなたはあなたのままでいい、口で言うのは簡単だけれど、とても難しいと思います。障害だけでなく、様々なマイノリティの人への無理解が人を傷つけ、そして、彼らの味方である支援者は、愛情深さ故に何とか変えてあげたいという気持ちを抱きがちで、ありのままの彼らを無視してしまう、ということはよくあるのではないかと思います。
〇いろいろな立場からの支援を知ることができて勉強になりました。北部の高校生ボランティアの取り組みは、多様な人々が関わり合い、繋がり合うことができるとても素敵な取り組みだなと思いました。そこに参加した学生さんたちが大人になっても古田先生たちのようにずっと関わってくださるから続いていくのだと思いますし、続けていきたいと思わせる活動の魅力や地域愛が脈々と受け継がれているのだと思います。このような取り組みが広がっていくと、みんなが住みやすい地域になっていくのだろうと思いました。また、大塚さんのお話から、困難さを抱えた子の周りの子の思いにも目を向けることの大切さを感じました。


日時 令和7年2月1日(土)13:30~16:10
受付13:30〜 開会14:00 終了16:10
場所 熊本市国際交流会館 地下2階 多目的ルーム
〒860-0806 熊本県熊本市中央区花畑町4番18号
会順 13:30 受付開始
14:00 研修会
1 開会
2 会長あいさつ・講師紹介
3 研修会
【第1部】「特別支援教育のこれまで~富永先生に学ぶ~」
鼎談 富永明子先生 宮本淳一先生 山下彩先生
【第2部】「特別支援教育のこれから~多職種で学び合う~」
鼎談 大塚ひかり様 男沢光成様 古田翔太郎先生
4 謝辞
5 閉会
申込 こくちーずproで行います 第3回研修会に申し込む(ここをクリック)
会費 研究会会費は年間一人1000円です。研修会までに銀行へお振込をお願いします。
※玉名・荒尾・阿蘇支部の先生方は、公費にて支払われていますので、不要です。
振込先:肥後銀行 紺屋町支店 店番104 口座番号 1190477
熊本県情緒障害教育研究会 代表 小田 浩之